コロナの最新状況

2022/04/23

コロナウイルス 統計

ウクライナでコロナどころではない状況ですが、日本のコロナPCR検査陽性者数は、一進一退を繰り返しながら横ばい状況が続いています。

その一方で死者数はゆっくりではありますが、減少傾向なのが救いです。

こちらが日本における検査陽性者数、死者数、死亡率の推移です。死亡率は16日前の陽性者数を分母として計算しています。陽性者数は横ばい、死者数は減少、その結果死亡率は減少して、4/22時点で0.1%です。


下のグラフは横軸に陽性者数を、縦軸に死者数をプロットしたものです。第6波はピークアウトした後、下に折れ曲がって推移しています。これは死亡率が下がっていることを意味します。第6波が始まってから4/22までの累積死亡率は0.22%です。


下のグラフは第1波から第6波までの波について、累積陽性者数と累積死者数をプロットしたものです。第3波以降は似たようなカーブになっています。カーブが下にあるほど、死亡率が低いことを意味します。死亡率は第5波で0.37%と大幅に減少し、第6波ではさらに0.22%と大幅に下がっています。


それでは次に世界主要国の状況を見てみます。下のグラフで各国の陽性者数の推移を示します。減少しているのは韓国、ドイツ、イギリス、横ばいが米国、イタリア、日本、そして増加がカナダです。世界を見ても収束には程遠い状況と言えます。


ブースター接種が進んでいるのに、なぜ治まらないのでしょう。ということでブースター接種率と陽性者数の相関です。国名が見やすいように国数を絞っていますが、国数を広げても同じような傾向があります。ブースター接種が進んでいる国ほど、陽性者数が多くなっています。


一方、ブースター接種率と死者数にはあまり相関がみられません。ブースター接種率が高くても低くても死者数はそれほど変わらないということになります。


これらのグラフが何を意味するかについては、これを見る皆さんに判断を委ねたいと思います。