超過死亡とその原因

2023/05/29

コロナウイルス 統計

 
2023年5月26日に、3月の人口動態統計(速報)が発表された。


これによると3月の出生は6万1495人で、前年同月に比べて3818人(5.8%)の減少。3月死亡は13万4156人で、前年同月に比べて5415人(3.9%)の減少。死亡者数が減ったのは朗報だが、これは昨年3月の死亡者数が多かったからでもある。

昨年4月から今年3月までの累計で見ると、出生は78万9994人で、前年と比較して5万2137人(6.2%)の減少。死亡は159万8979人で、前年と比較して10万8060人(7.2%)の増加となっている。


青線は2022年、赤線は2023年

死亡者数と出生数の推移

当月を含む過去一年間の死亡者数と出生数を下のグラフに示す。東日本大震災の時期を除けば、死亡者数は2019年まで、直線的に増え続けてきた。これは高齢化が進んでいるからである。
コロナ発生後の一年間は死亡者が一時的に減少し、その後、急激な勢いで死亡者数が増加している。これは高齢化では説明できない。何か異常がことが起きていると思われる。

出生数はずっとコンスタントに減り続けており、そのペースが少しづつ速くなっていることがわかる。


これらの結果として、日本の人口が減り続けている。特に2020年以降の減少が著しい。


出生数の減少


まずは出生数について、もう少し詳細に見ていく。
下のグラフは、出生数(過去12ヶ月計)の推移と合わせて、トレンドとの差異をプロットしたものである。トレンドは2004年から2020年の17年間の期間から推定した。
トレンド差異については、2021年1月の大幅な減少が目立つ。それ以外は、特に目立った変化はなく、ランダムにばらついていると言える。


下のグラフは2020年以降の差異と、ワクチン接種回数を表示したものである。こちらも特に目立った相関は見られない。


死亡者数の増加


次に死亡者数について見ていく。
下のグラフは過去12ヶ月の死亡者数と超過死亡をプロットしたものである。超過死亡については、2004年から2020年の17年間の期間から推定したトレンドと、その月の実死亡者数との差異とした。
超過死亡における2005年3月のピークはインフルエンザの影響と思われる。そして東日本大震災での超過死亡増加があった。
コロナ発生後の一年間は、超過死亡はマイナスとなった。つまり死亡者数が減少した。
しかし2021年4月から超過死亡がプラスに転じ、これまでにないような数になっている。2021年4月から2023年3月の2年間の超過死亡は19万2000人である。


超過死亡がこのように増加した原因はよくわからない。下のグラフに、2020年以降の超過死亡、コロナ月間死者数、ワクチン接種回数をプロットした。


コロナの死者数は超過死亡を大きく下回っており、超過死亡の主要因とはなり得ない。
その一方でワクチン接種と超過死亡には強い相関が見られる。特に3回目以降で顕著である。

ある医者によると、3回目以降のワクチン接種には重大なリスクがある。2回の接種で免疫ができた状態となるが、そこに3回目のワクチンを接種すると、ワクチンを取り込んだ細胞がスパイクタンパクを作る。スパイクタンパクができた細胞は免疫の攻撃対象になるので、ワクチンを取り込んだ細胞は免疫によって破壊される。

これが本当なら、多発しているワクチン後遺症や、死亡が説明できるし、超過死亡も説明できる。

政府には、このような異常な超過死亡について、全力をあげて原因解明を進めてほしい。そして疑いが晴れるまでは、接種を中断してほしい。