新型コロナの第6波、収まるようで収まらないという状況が続いている。久しぶりに最近の状況をまとめてみた。
下のグラフが昨年12月以降の第6波の陽性者数、死者数、重症者数の推移である。第6波の陽性者ピークは2月5日の88108人(7日平均)で、その後、ゆっくりとゆっくりと、本当に緩慢なペースで減少してきた。そして6月18日には13862人(7日平均)にまで下がったものの、それから徐々に増加ペースになっている。6月28日時点での陽性者数(7日平均)は15635人である。
死者と重症者は陽性者から半月あまり遅れて、陽性者数と連動する形で推移している。ここにきて、少ないながらも死者が増加傾向にあるのが気に掛かる。
上のグラフでは最近の微妙な変化が捉えにくいので、5月以降の推移を対数でない通常軸でグラフにしてみた。陽性者(左軸)と死者(右軸)が先週から増加傾向にあるのがわかる。
ここで世界に目を向けてみる。現在マドリードで開催されているNATO首脳会議の様子を見ていると、誰もマスクなどしておらず、新型コロナを忘れたかに見えるが、データを見る限り、まだ収まってはいない。下のグラフは主要国の新規陽性者数推移をプロットしたものだが、ドイツ、フランス、イタリア、イギリスなどのヨーロッパ諸国で6月以降増加傾向になっているのが分かる。
アメリカ、カナダ、韓国は定常状態、そして日本は少しだが増加に転ずる兆しが見える。
この状況をどう見るか、大変だと思うのか、もう忘れようと思うのか。いつまでもコロナに関わってはおられないという気持ちではあるのだが。。。
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