新型コロナ陽性者数は世界トップレベルに

2022/07/24

コロナウイルス 統計

新型コロナの陽性者数爆発が止まらない。7/22時点での陽性者数は19万5136人、7日平均でも12万7562人となっている。

 グラフで見ると下のようになる。赤線で示したのが陽性者数で左軸、茶色が重症者数で青が死者数、こちらは右軸で左軸の1/1000になっている。



陽性者の急増に対応して重症者数も急増しているが、陽性者数1000人に1人が重症になっている割合なので、病床の圧迫は避けられていそうだ。死者もそれほどは増えていない。

下のグラフは昨年12月以降の推移を示したものである。陽性者数は過去のピークである25日の88,134を超えた。重症者数と死者数も増加傾向にあるが、過去のピークからはかなり低い状態でとどまっている。



次に世界主要国の状況を示す。これまでフランス、ドイツ、イタリアの陽性者数が多かったが、日本と韓国が急追してトップグループの仲間入りをした。アメリカ、イギリス、カナダは横ばい。マスクなどの対策を徹底しているはずの日本と韓国が急増しているのはなぜなのだろう。



つぎに陽性とワクチンとの関係をみていく。下の表は厚生労働省発表の最新データである。



この表をわかりやすいようにグラフにしてみた(下図)。20歳-49歳、60歳-79歳の年代で、ワクチン未接種の陽性者が2回接種より少なくなっている。さらに40-49,65-69の年齢ではワクチン未接種の陽性者が3回接種より少ない。陽性者の大半がワクチン接種済みの人である。




しかもこのデータは、「ワクチンを打ったけどいつ打ったかは覚えていない」という人を、「接種歴不明」に分類して取り除いている。元データが公開されていないので正確な計算はできないが、仮に接種歴不明者を、2回目接種と3回目接種に振り分けて見ると下のようなグラフになる。これだと80歳以上を除く全年代で未接種の陽性者が2回目接種を下回る結果になる。



現在のワクチンは、オミクロンの感染予防には全く効果がないどころか、逆に感染しやすくしているのではないだろうか。


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