日本の人口減少が加速している

2022/07/24

コロナウイルス 統計

人口動態速報の5月分が公開された。それによると5月の死亡は12万1473人で、前年同月から2839人の増加。そして5月の出生は6万5190人で、前年同月から5249人の減少。

1月から5月までの累計では、死亡が4万5099人増(7.3%)、出生が1万3531人減(△4.1%)である。この急速な人口減少について、今少し整理してみた。



6月22日の当ブログ(下記)で述べたので、詳しくはそちらを見ていただくとして、今回は5月のアップデートと出生を中心に記述する。

https://office-moorea.blogspot.com/2022/06/covid19_12.html


【死亡について】

下のグラフは月間死者数の推移と、前年同月からの増減をプロットしたものである。コロナ騒ぎが始まった最初の年である2020年が前年に比べて死者が減少し、2021年になってから死者が急増していることがわかる。特に今年の2月、3月は異常といっていいほど、死者が急増している。




下のグラフは、死者の前年同月からの増減を抜き出したもので、2020年1月からをプロットしている。そして因果関係は不明であるが、ワクチンの接種回数を重ねている。

これをどう見るかは、見る人に委ねたい。


【出生について】

死亡とあわせて、出生数が減少している。下のグラフは2004年からの毎月の出生数をプロットしたものである。昨年の1月と2月、今年の減少が目立っている。


同じデータを時系列でプロットし、前年同月からの増減を追加したグラフと、全体の傾向を示すグラフを下に示す。全体として減少傾向だが、特にここ数年の減り方が激しい。



コロナ騒ぎが始まった2020年からの出生数増減(前年同月比)を抜き出したのが下のグラフである。


出生数が減少している最大の要因は、経済が30年間も停滞して先行きに不安があることだと思われるが、それにコロナが付け加わったように見える。

このままでは、毎年80万人から90万人も人口が減って日本が萎んでいく。。。