日本の新型コロナウイルスの新規感染者、世界最多に

2022/07/28

コロナウイルス 統計

 WHOは27日、日本の新型コロナウイルスの新規感染者が24日までの1週間で96万9千人超に上り、世界最多だったと発表した。

産経新聞2022年7月28日朝刊より


年初からの主要国の動きを下のグラフにしめす。こちらは人口100万人あたりの数字になるが、それで見ても、日本がトップグループになっていることがわかる。



日本におけるコロナ騒ぎが始まって以来の動きは下のようになっている。PCR検査陽性者数は過去最大となり、死者数も増加傾向にあるが、死亡率は低い水準にとどまっている。



年初からのグラフは次のようになる。陽性者は2/5のピークの2倍を超える18万4492人(7日平均)となっている一方で、重症者は2/26のピークの17%、死者は2/28のピークの29%にとどまっている。


陽性者のワクチン接種別状況についての、厚生労働省の公開データを下に示す。タイトルは7/1-7/17となっているが、これは7/11-7/17の間違いである。


上の表をグラフにしたのが下の図である。50歳代を除く20歳代から70歳代で、未接種者の陽性者が、2回接種の陽性者を下回っている。


接種歴不明に分類されている陽性者は、接種日がわからないだけで実際は接種済みなので、これを2回接種と3回接種に振り分けてみると、下のグラフのように、8歳代を除く全年齢層で、未接種の陽性者が2回接種の陽性者を下回る。


ちなみに厚生労働省は、表の下に次のような注釈を追加している。

表記の期間内に発生した新規陽性者数を単純に集計したものであり、ワクチン接種から検査までの期間が考慮されていないこと、新型コロナウイルスの感染歴等の背景因子が異なる可能性があること等から、本データによりワクチン接種による予防効果が明らかになるものではない。