人口動態統計速報の6月分が発表されたので、久しぶりに死亡と出生の推移をまとめてみた。
まずは日本の総人口推移。ピークは2010年の1億2800万人。その後東日本大震災で激減し、その後減少を続けている。そしてコロナ騒ぎが始まった2020年からは、減少ペースが加速している。
※曲線がスムーズでないのは、おそらく入出国者数の増減。総人口というのは日本に3ヶ月以上住んでいる人が対象なので、死亡・出生だけでなく、入出国も関係する。2020年以降の減少には在留外国人の減少もある程度影響している。
これら人口減少の主要因は、死亡者の増加と、出生者の減少である。まずは死亡者の月別推移を見てみる。
高齢者人口が増え続けていることが要因となって、毎年、月間死者が増える傾向があるのだが、今年の2月、3月は異常と思えるほどの増加になっている。4月以降は収まってはいるが、例年に比べて増えていることは変わらない。
最近の死亡者数激増については、コロナ騒ぎが関係している可能性が高い。ということで、関係ありそうな数字を一枚のグラフにまとめてみた。盛り込みすぎたためちょっと見にくくなっているが、簡単に説明する。
青の棒グラフは月間死者数の前年同月増減である。2020年9月までは前年比で減少傾向であったが、10月以降増加に転じている。そして2022年2月3月が異常な増加となっている。
死者数とコロナ死亡との関連を見るため、発表された月間のコロナ死者を青い線でプロットしている。今年の2月3月にコロナ死者もピークをつけているが、死亡者増加の1/3から1/4であり、これだけでは死亡者増加を説明できない。
オレンジの棒グラフは月間出生数である。2021年1月に大きく落ち込んだが、その後前年並みに回復。今年の3月からは再びマイナスとなっている。出生は妊娠から9-10ヶ月後になるので、コロナが関係しているとしても9-10ヶ月の遅れを考慮する必要がある。
赤、紺、緑、黄の線は右側軸で、ワクチン接種の回数である。相関があるかどうかを見るために掲載している。相関があるのかどうか、相関があっても因果関係が疑われるかどうかは、見る人に委ねたい。
このコロナ騒ぎ、もう終わりにしようと思っているが、このグラフを見る限り、もう少し後を引きそうである。
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