https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2023/02.html
2月の死亡者は前年同月を2617人下回り、13万5857人、出生は前年同月を2426人下回って、5万6930人であった。死者が前年同月を下回ったのはグッドニュースだが、前年2月が一昨年2月を大幅に上回っているので、増加傾向にあるのは変わらない。
下のグラフは2005年1月からの死亡者数と出生数の推移を見たものである。出生数はコンスタントに減り続けており、死亡者数はコロナ発生後1年ほど経過してから、急激に増加しているのがわかる。
出生数の減少と死亡者数の増加で、人口は減り続けている。特にコロナ以降の減少ペースが激しい。直近の2年では、年間68万人のペースでの人口減が続いている。
死亡者数について、コロナ発生前の10年間のトレンドから、超過死亡数を推定して、グラフにした。
2022年3月から2023年2月までの一年間では、超過死亡者数が14万2317人、同期間のコロナ死者数は4万4834人である。
人口動態統計の速報ではわからないが、人口動態統計の概数(昨年11月まで発表済み)で見ると、超過死亡はほとんど70歳以上の高齢者であり、老衰、コロナ、循環器、誤嚥性肺炎、糖尿病が死因となっている。
https://office-moorea.blogspot.com/2023/04/population-decline_6.html
上記ブログでも述べたが、コロナが直接的に高齢者を死に至らせただけでなく、社会環境の激変など、間接的な要因で、高齢者の死亡を増加させたと言えそうである。
間接的な要因として、高齢者が自宅にこもったことによる免疫の低下、医療体制の逼迫、ワクチンの副作用などが推定されるものの、現時点で明確なエビデンスはない。
下のグラムは超過死亡、コロナ死者、ワクチン接種回数の3つをプロットしたものである。
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