マンデルブロと姉妹関係にあるジュリア集合というものがあります。
実はマンデルブロよりもジュリアの方が大先輩で、ジュリアの研究したジュリア集合を研究し、その一つのパターンについてコンピュータを使って図にしたのがマンデルブロ集合です。
上の図の左側はマンデルブロ図で、右側がジュリア図です。右のジュリア図は、マンデルブロ図の十字点に対応しています。
マンデルブロは、以下の漸化式での初期値を0に固定(\(z_{0}=0\))し、Cの変化によって収束がどのように変わるかを見たものです。
\[z_{n+1}=z_{n}^{2}+C\]
\[z_{0}=0\]
\[C=u+iv\]
これに対して、ジュリアではCを固定し、初期値の変化によって収束がどのように変わるかを見ています。下の図ではCを\(C=0.32+0.043i\)に固定して、\(z_{0}=u+iv\)の変化を\(uv\)平面に描画しています。
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