この発表を受けて新聞各社が「出生急減、22年80万人割れへ 人口1億人未満早まる恐れ(12/2 日経)」などの報道を行っている。
出生数の急減も大問題だが、それ以上に死亡者数の急増が止まらないのが、より大きな問題である。人口動態速報の発表数字は以下のようになっている。9月の死亡者数は12万7040人で、前年同月に較べて11334人(9.8%)増加、出生者数は7万2525人で、前年同月に較べて2964人(3.9%)減少となっている。
この数字ではわかりにくいのでグラフにしてみた(下の2つの図)。上が死者数、下が出生数の推移で、緑色の棒が今年の数字である。
死者は今年の2月、3月、8月に急増している。9月は8月よりは少ないが、やはり前年から増加である。出生は2月以降ずっと前年を下回っている。
死者数は増加し、出生者数は減少なので、日本の人口は2010年11月をピークに減り続けている(下図)。特に2020年以降は減少ペースが加速している。
この原因を探るべく、年間の死者数と出生数をグラフにした(下図)。出生についてはコンスタントに減り続けている。これに対して死者は東日本大震災をきっかけに大きな増加があり、コロナ騒ぎが始まったころから再び急増になっている。
コロナによる死亡者がこの増加の要因の一つであることは確かであるが、下のグラフでわかるように、コロナ死者は増えた死亡者数の数分の1である。これ以外に隠された要因が存在する。下のグラフからは死者数の増加とワクチン接種に相関があるように見えるが、因果関係の有無については不明である。
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