コロナ収束間近でこれまでを振り返える

2022/09/22

コロナウイルス

コロナについての投稿は久しぶり。今のところ順調に収束に向かっているようだ。


このまま収束することを願って、これまでを振り返ってみる。


現在の状況


7月からの陽性者数の動向は以下の通り。8月初旬をピークに減少の兆しを見せていたが、お盆休み明けに再び増加しはじめて、フタコブラクダ の様相を見せていた。そのフタコブ目も順調に減少している。フィッティングは正規分布カーブで行っているが、この曲線にフィッティングしているということは、いまのところ再上昇の兆しはないと言うことである。



 以上が最近の状況であるが、これまでの全体を振り返ってみると下のようになる。第一波から第七波まで、変動を繰り返すたびにピークが大きくなっている。対数グラフでピークが直線状に乗っており、第一波のピークは500人程度であったが、第六波のピークは86700人と、1703倍になった。このままでは第七波のピークが数十万人になるかと心配したが、幸い22万人程度で収まってくれた。


また死亡率は第六波になって大きく低下し、第七波でさらに低下、現時点での死亡率は0.13%である。



ワクチン接種との相関


第四波になってワクチン接種の準備が整い、成人のおよそ80%が二回の接種を受けた。その結果、陽性者数が減少するかに見えたが、ワクチン接種が行き渡るのを待っていたかのように、第五波が拡がった。


第五波がピークをつけると、これまでと違って感染者数が減り続け、2021年11月末には100人を切るまでになった。誰もが、これでコロナは完全に収束したと思ったのだが。。。


なぜかこの時期になって、ブースター接種との名の下に、3回目のワクチン接種が進められた。そしてしばらくして、収まっていたかに見えたコロナ陽性者数が再び増加に転じる。


第六波である。この時点でウイルスは「オミクロン」になり、これまでと感染経路が大きく変わり、感染力を高めている。


第六波はピークをつけた後も減少ペースが鈍かった。これを抑えようとして始まったのが、4回目の接種である。そして皮肉なことに、接種が進むのに合わせたように、陽性者数が増加に転じ、第7波が始まる。



以上が、これまでの大きな流れである。ワクチンに効果はあるのかという疑問が拭いきれない。

アドバイザリーボード


ワクチン接種と陽性との関係については、厚生労働省が毎週開催している「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」で資料が公開されている。

いや、公開されていた、というのが正しいのかもしれない。9月7日まで毎週公開されていたのが以下の資料である。ワクチン接種と陽性との関係がよくわかるので、毎週ウオッチしていたのだが、9月14日、および9月21日の会議では、この資料がなくなっている。

ワクチン接種を進める上で都合が悪いと考えて止めたのではないかと、勘繰ってしまう。


それはともかく、これまで公開されたデータについて、整理して報告する。

まずは9月7日公開分の上の表をグラフにしたものを下に示す。これまでと傾向は変わらず、50代を除いて、未接種者の陽性者数が、二回接種済みの陽性者数を下回っている。


下のグラフは、12歳以上の全年齢層をまとめて、時系列で示したものである。これからも、未接種の陽性者が二回接種済みの陽性者を下回っていることがわかる。


感想


これらのデータを見て、さらに「オミクロン対応のワクチンを準備している」という話を聞いて、少なくとも今のワクチンに「感染予防効果はない」のは明らかである。むしろワクチンが感染を拡げているようにも思える。

そしてオミクロン対応にしても、BA5に対応しているかどうか疑問である。仮に対応していたとしても、次にやってくるのは、さらに変異したウイルスであろう。

変異の激しいRNAウイルスにワクチンで対抗しようと考えるのが、そもそもの間違いである。日頃の生活で自己免疫力を高める以外、対抗手段はないのではないか。

まあ、それではビジネスにならないけれど。。。免疫力を高める食品やサプリメントというビジネスはあるかもしれないけど、ワクチンに比べるとマーケットが小さすぎる。

これから毎年、あるいは半年毎に、いろんなワクチンを打たされるのだろうな。まず今年の冬はインフルエンザとコロナのワクチンをカクテルで。。。